洋食器に魅せられて

ヘレンド 　【ウィーンのバラ　VRH】　エスプレッソＣ／Ｓ　2761　30%Off

お中元ギフトフェア　（ 7/18～ 7/20）　６客限定　

当店のお品は　総て　現地在庫を漁らず(現地では　B品の販売があり　その混入を避けるため)　欧州代理店を通じて　各メーカーに　発注して 制作してもらったものです。

キャンシェープのカップに　小さく畳んだ　ヘアピンハンドルが　ベストマッチ。小さなカップながら 少し大きめのソーサーに　アンバランス感なく　　美しさを誇っています。こんな説明なんか　要らないか。一目瞭然ですもんね。

本来　ハンガリー国ですから　ドナウの真珠と謳われた　美しい都　ブタペストのバラ　と名乗るところ　ハプスブルク家の　銘窯ウィーンの代表作　ウィーンのバラを名乗ることを　許されました。(ナポレオン戦争によりヨーロッパ中が　疲弊する中　ハプスブルグ家も埒外たりえず　衰退を同じくし　それに連なるウィーン窯も　１８６４年 １２０年の幕を閉じる事になりました) 当時　ウィーンはヨーロッパ一の　文化香る　憧れの都でした。ウィーン宮廷御用達の名誉を受け　第一次世界大戦で　ハプスブルグ王家が　退位するまで　一般への販売は　禁じられておりました。

ヘレンドには　オジア,ロカイユ,リッセ,エステルハージ,シェープがあります。面白いのはバロックを代表する(マイセン#０２,ジノリのベッキオ)をロカイユ(ロココ)と名付けています。ネオクラシック時代創窯のヘレンドにあっては　多分時代を読み誤ったのでしょう?　もしくは　歴史を古く箔付けするのに　バロックでは誇張が過ぎるし　ロココどまりにしたのでしょうか?　１部学者に　ロココを　バロックの延長とする説はありますが　バロックをロココとするのは　明らかな間違いです。

１８６４年閉窯の大先輩ウィーン窯の　受け入れは　絵のみ (金緑彩パセリ文,　ワインリーフetc.) で　シェープは　デコラティブで箔付けを旨とする　ヘレンドにあっては　奇を衒わぬ機能性を　旨とする　ウィーンとは　相容れず　その影響は見られません。
　　　　　　　
ヘレンド 　【ウィーンのバラ　VRH】　エスプレッソＣ／Ｓ　2761　30%Off　 のお求めはコチラ


写真はクリック拡大
反対面 　　　　　　　　 　　　　 ソーサー絵 　　　　　　　　取っ手面　　　　　　　　 　　　　　　　　　

ヘレンド 　【　ウィーンのバラ　VRH　】　　お宝倉庫　に買い物籠　有ります。
どの写真もクリックで拡大

ウィーン窯に遅れること　１００年の民間・バハン陶器窯として　創立(1826)したヘレンドですが　
１８３９年　皇帝フランツ・ヨゼフ一世に　実質的創業者モール・フィシェルが　磁器の制作を許さ
れました。

「欧州磁器戦争史 秘法漏洩　番外編　ヘレンド窯」　詳しくは　コチラをクリック　して下さい。
「ウィーンを嫌い　ヘレンドに　親しんだエリザベート」　
「２代目国立窯後　フィシェルの孫　３代目ファルカシャージ」
「ウィーン窯閉窯時の　ヘレンドへの係わり」　
「ウィーン窯と　ヘレンドの４シェープ」　加筆しました。
秘法漏洩－１，２，３，の次にあります。
　

テーマ : 洋食器 - ジャンル : 趣味・実用