洋食器に魅せられて　ヘレンド　【ウィーンのバラ】エスプレッソＣ／Ｓ2761

ヘレンド　【ウィーンのバラ】エスプレッソＣ／Ｓ2761

ヘレンド　【ウィーンのバラ】エスプレッソＣ／Ｓ2761　

ハプスブルグ宮廷専用の　オールドウィンナーローズを　制作しておりました　ウィーン窯が
1864年に　閉窯となりましたので　ヘレンド窯が　２代目を　制作するようになりました。
３代目は　アウガルテン創窯　1924年に制作されるようになりました。前２作のカントリー調に
比べ　こちらは　２０世紀生まれらしく　デザイン化され　洗練された美しさが　見て取れます。

本来　ハンガリー国ですから　東洋の真珠と謳われた美しい都　ブタペストのバラ　と名乗るべき
ところ　当時オーストリアと　ハンガリーを治めていた　ハプスブルク家の　銘窯ウィーンの代表
作　ウィンナーローズを　名乗ることを許されました。当時　ウィーンは　ヨーロッパ一の　文化
香る憧れの都市でした。

ウィーン窯に遅れること　１００年の民間・バハン陶器窯として　創立(1826)したヘレンドが　
皇帝フランツ・ヨゼフ（マリアテレジアの子息）に　１８３９年　磁器の制作を許されました
当時のハプスブルク王家　をめぐる国際情勢の中　マイセンなどの　コピー窯として腕を磨き
遂に１８５１年　第１回万国博覧会が　ロンドンで開かれた折　　英国のヴィクトリア女王に　
見出され　世に出ることになりました。　後には　中世絶世の美女と謳われた　エリザベート
王女にも　こよなく愛される銘窯となりました。